2025年1月25日 東京新聞WEBと朝日新聞デジタルに「中井やまゆり園」でのハラスメントや労働基準監督署是正勧告の記事

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東京新聞WEB

中井やまゆり園 外部アドバイザーが職員を侮辱か 死刑囚と「一緒だ」発言も ハラスメントの実態明らかに

2025年1月25日 07時26分 会員限定記事

https://www.tokyo-np.co.jp/article/381686

利用者支援の改善を目指している県立障害者支援施設「中井やまゆり園」(神奈川県中井町)の職員が、外部アドバイザーからのハラスメント被害を訴えている問題で、県は24日、職員向けアンケートの自由記載部分を一部黒塗りで公開した。選択式回答の集計は昨年、県議会厚生常任委員会で示していたが、自由記載欄は未公表だった。

本紙は昨年11月28日に自由記載部分を情報公開請求し、県議会も同12月10日に同じ資料の提出を県に要求。24日に同じ資料が本紙と県議会に提示された。

アンケートは昨年8月に実施し、対象者187人のうち122人が回答。「困り事」の項目で、少なくとも56人がハラスメントを指摘し、事態の深刻さが改めて浮き彫りとなった。

回答の中には「『●●と一緒だ』という発言が聞かれる」とするものもあった。名前は黒塗りになっていたものの、相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた殺害事件を起こした死刑囚の名前とみられ、「職員は一緒なのか」と憤る意見が記されていた。

ほかに「(アドバイザーか上司)が横暴な態度で、怒鳴りつけたり、考え方を押しつけたりしている」「無責任な助言、職員へのパワハラ、利用者へのセクハラについていけない」など、職員の苦痛の声が並んだ。また、問題が起きると「全て職員の怠慢、支援不足のせい」…

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中井やまゆり園に是正勧告 時間外労働で違反 小田原労基署

増田勇介2025年1月25日 11時00分

https://www.asahi.com/articles/AST1S5483T1SULOB011M.html

労使間の時間外労働の取り決め(36協定)を超えて職員を働かせていたとして、神奈川県立障害者施設「中井やまゆり園」(中井町)が昨年12月、小田原労働基準監督署から是正勧告を受けていたことがわかった。県が24日の県議会厚生常任委員会で明かした。

県によると、月間の時間外労働が45時間を超えて勤務させるためには36協定の「特別条項」を結ぶ必要があるが、結んでいない状態で45時間を超えて働く職員がいた。今後は45時間以内に収まるようにしていくという。

園では管理職を除く181人の職員が労働基準法の対象となる。このうち、2024年4~11月に時間外労働が45時間を超えた職員がのべ58人いたという。

この日の委員会では、県が実施した職員アンケートの自由記載も公開され、「業務時間内は支援が中心となり、事務作業は時間外労働となる」「支援記録や事務処理は時間外の対応が当たり前」といった記載もあった。

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