県労連賃金確定闘争2013第2回幹事団交渉結果
50台後半層のモチベーション維持は必要
特殊勤務手当は決して削減ありきではない
冒頭、芹沢議長から、「本日の交渉を入れて残り2回。前回の交渉で『現場の声は届いているか?』と発言した。是非『できること』をお示しいただきたい。『できないこと』についても理由をいただきたい。」との発言があり交渉が始まりました。
阿部事務局長から①公民較差の是正②50歳台後半層の昇給・昇格反対③総労働時間の抑制④休暇制度の拡充⑤次世代育成施策の拡充についての課題の再提起を行いました。その後、これまでの交渉結果を踏まえ幹事から
「人事委員会の報告の較差については『給料表の改定はしない』であって『較差を埋めるな』とは言っていない」、
「低下した職員のモチベーションをいかにあげるか。その手立てを示せといっている。当局はどのようにとらえているか聞きたい」、
「非常勤職員等の労働条件が悪く、途中でやめてしまう。正規職員に大きな負担となっている。改善策を考えてほしい」、
「特殊勤務手当は仕事の困難性が高まっている今、拡充されるのが筋」、
「50歳台後半層の昇給・昇格抑制は何もその当事者の課題ではない。昇格抑制もされ、民間との較差が大きいその下の世代の課題。『抑制ありき』で早急に解決するのでなく、給与構造がどうあるべきか労使間でしっかり話し合うことが大切」
等、『できない』ことに対する当局が『どのように考えているか』を求める発言が続きました。
それに対し労務統括官は、基本的に前回までの回答水準を繰り返したため、幹事団からの再度の追求の中、労務統括官から55歳後半層の昇給・昇格抑制については「モチベ-ションの維持は必要と考えている、真摯に話をすすめていきたい、簡単ではないが慎重に考えていきたい」、また、特殊勤務手当については「決してはじめに削減ありきではない」、さらに「厳しい財政状況の中でできることは限られているが ぜひ次回の交渉までには何ができるか考えていきたい」と一部前進回答を引き出しました。
最後に芹沢議長から「給与削減があっても、様々な『支援』という職員に向けての『メッセージ』を出していただかないとこれ以上働けない」として閉会しました。
次回は最終交渉になります。要求前進に向け学習会を積み上げるとともに、組合員の一人ひとりの力集め、要求を勝ち取りましょう。
回答内容など、詳しい情報は、県職労情報1258号(学習資料のページ)をご覧ください。
2013年11月8日