神奈川フィル不当解雇、撤回させよう！（和解成立）
はじめに（和解が成立しました）
2012年4月11日、（財）神奈川フィルハーモニー管弦楽団は、神奈川県職員労働組合総連合の構成組織である神奈川県公務公共一般労働組合の神奈川フィル分会組合役員杉本、布施木両氏に対し解雇を通知しました。
解雇に当たっては、具体的な内容に基づき、使用者として必要かつ充分な助言・指導、口頭注意、戒告、減給、休職等の段階を経るべきですが、具体的な内容を示さず、また必要な手続きを経ることもなく、突然解雇通告が送りつけられるものでした。
神奈川フィル分会は、2009年に組合活動を開始し、育児中の演奏旅行の免除や、労働協約違反をチェックするためのスケジュールチェックへの参加など要求の前進を図ってきました。さらに、2010年4月には、楽団が「定年制度の新設」「基本給の引き下げ」「就業規則の改訂」を突然通知してきたのに対し、県労働委員会に斡旋を申請し、「団体交渉ルール」を確立してきました。
二人はその労使折衝のメンバーとして正常な労使関係の改善にむけ労働者の代表として交渉をリードしてきました。今回の突然の解雇通知は、そうしたルールを反故にしようとする暴挙であり、神奈川フィルの経営に協力している楽員と神奈川フィルの音楽を愛し支援している県民の願いを踏みにじるものです。組合活動への嫌悪を理由とした解雇は不当労働行為であり、行為そのものが厳しく罰せられなくてはなりません。
県職労連は自治労連を通じて全国の仲間に、また神奈川労連を通じてこの事態を伝え、抗議行動への協力要請をおこなっています。
杉本さん布施木さんの解雇を撤回させ、神奈川フィルを良くする会のＨＰ
2016/04/08 中央労働委員会和解成立
・神奈川フィルハーモニー管弦楽団による杉本さん布施木さんの不当解雇事件の和解成立にあたって
・神奈川フィル解雇事件・弁護団声明（PDF）
・神奈川フィル不当解雇撤回ニュース No.10（PDF）
2015/11/26 横浜地裁勝利判決
神奈川フィルハーモニー管弦楽団不当解雇地裁勝利判決神奈川県職労連声明
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詳しくは、こちらのページをご覧ください。
○神奈川フィル不当解雇撤回ニュース
（No.10)神奈フィル解雇事件で県労働委員会完全勝利命令
（No.4）新たな証拠で解雇の不当労働行為性が明確に
（No.3）金聖響常任指揮者への証人尋問
（No.2）不当解雇撤回を求める裁判（本訴）始まる！
（No.1）8月1日県労働委員会第2回証人尋問
○横浜地裁に提訴
○県労働委員会審問
○神奈川県労働委員会での陳述
2013年1月28日に行われた神奈川県労働委員会の第一回調査で田渕弁護士と杉本さん、布施木さんの意見陳述です。これまでの経過がよくわかります。
・田淵弁護士の陳述（PDF）
・杉本さんの陳述（PDF）
・布施木さんの陳述（PDF）
○「神奈フィルを良くする会」結成総会（2012/7/4）
○裁判関連
・第1回審尋結果（2012/07）
・第3回審尋結果（2012/09）
・不当！神奈川フィル仮処分申請を却下（横浜地裁）（2012/12）
○声明・見解
・神奈フィル楽団の皆さんへ：分会長（只野晋作さん）の呼びかけ文（2012/05）
・不当解雇に抗議し撤回を求める（2012/05）
・事実誤認に基づく横浜地裁の不当決定に断固抗議する！（2012/12）
・神奈川フィル不当解雇事件 東京高裁で抗告棄却―オーケストラの伝統を壊し、労働組合活動を嫌悪した不当な決定に抗議する―（2013.4.19）
○リンク
◎連絡先
杉本さん布施木さんの解雇を撤回させ神奈フィルを良くする会
神奈川自治労連気付TEL 045-212-3179
＊Vivace（ビバーチェ）とは、音楽用語で「活発に早く」「生き生きと」という意味です。
